こころ

iPhoneに「Files」というアプリを入れた。初めての有料アプリ。iPhone内にWebDAV領域をつくり、PCからファイルを置くことができ、そのファイルへは「Files」を使ってアクセスできる。
まずそこに、青空文庫から落としてきた漱石の「こころ」を入れた。青空文庫iPhoneで読むためのWebアプリが幾つか出ているが、ネットにつながっていないと読めないなんて、地下鉄通勤のボクには不便極まりない。それに態々縦書きで表示される。NoThankYou。
テキストファイルを落としそのまま入れたが文字化け。エンコードをShiftJISからUnicodeに変換したところ正しく表示された。
「こころ」を読むのは何度目だろう。全集、文庫本、青空のこのテキストデータをPalmで読んだこともある。以前読んだときと心に染み入る箇所が異なる。読む媒体の違いというよりも自分が歳を重ねてきた結果だろう。先生の手紙にたどり着くまでのやりとりがこんなに面白かったなんて。
蝉の声と安得烈の墓を探しに、雑司ヶ谷にでも行ってみるか。

こころ (新潮文庫)こころ (集英社文庫)こゝろ (角川文庫)こころ (岩波文庫)こころ (まんがで読破)夏目漱石「こゝろ」を読みなおす (平凡社新書)