2008 Early Summer

昼過ぎに書店に行ったが今日が最後だという感じはあまり受けない。幾分いつもより店員がはきはきしていたくらいか。で、「真夜中」購入。思いのほかテキストが多い。1ページや見開きで完結する幾つかのはなしと大竹昭子さんによる連載「眼のエイリアンズ−90年代写真家の鼓動」で佐内正史さんについて、市川実和子さんによる小泉八雲雑司ヶ谷のはなし。
佐内さんが立ち上げた個人レーベル「対照」の話し。写真や出版業界の中でではなく自分自身でオトシマエをつける決意。表紙のアクリルに佐内さん自身がタイトルを手彫りする写真集って!
市川さんの文章が思いのほか読みやすく驚いた。ここ数年、この時期になると夏目漱石を読みたくなりそして雑司ヶ谷霊園を散策したくなる。

生きている縷縷日記怪談―小泉八雲怪奇短編集 (偕成社文庫)