解きほぐすとき

毎年楽しみなMOTアニュアル。今年の展示はまさに「解きほぐすとき」を具現化した展示だった。
エスカレータをあがってまず目に飛び込んでくるのが彦坂敏昭さんの作品。マクロにもミクロにも入り込める深みのある作品。長細い通路の奥に映し出された高橋万里子さんのカラフルな写真はニオイが漂ってきそうな迫力がある。金氏徹平さんの作品のジャンクさはどれもスゴイが紙に付いた珈琲のシミを切って構成した作品が気に入った。手塚愛子さんの作品は織物=ビットマップを感じさせられた。人類に織物がなければモニタに画像を表示させる技術は生まれなかったのではなかろうか。立花文穂さんの展示は、好きなのになんだかうまく読みこなせなかった。ざんねん。図録が出たら購入しよう。(予約はしなかったが…)