通路

東京都現代美術館川俣正さんの展覧会。パネルが立ち並び通路が作られた展示はきっと制作に参加している人たちは楽しいんだろうなと思う。川俣さんと高嶺格さんの対談は刺激的だった。
朴訥としてストレートに話す川俣さんと静かに丁寧に言葉を選びながら話す高嶺さん。質疑応答で作品を作るモチベーションは?と尋ねられ高嶺さんは「仕事だから」川俣さんは「オーダー。なかったら作らない」とこたえる。衝動に駆られ作らずにはいられないという気持ちを持つひとから見たら拍子抜けしたかも。制約の中から切り開いていく喜び。
不条理と静かに闘う高嶺さんの創作活動が気になった。作品は昨日竹橋で見た作品以外覚えていない。残念。彼が演出した舞台はどんなんだろう。