あいちトリエンナーレ

今週末であいちトリエンナーレが終わるんですね。ボクは9月の台風がやってきた週末に行きましたが、ざらっとした引っかかりがある作品が多く、様々な記憶の断片を再構築させてくれる素晴らしい展示でした。(残念ながら名古屋市美へ行けてませんが。。。)
もし、これから日帰りで行くのであれば、岡崎各会場→名古屋納屋橋会場を巡り、時間が余ったら他の会場へ行くことをお勧めします。
岡崎康生会場の岡崎シビコという商業ビルを使った展示は、心中に漂っている漠然とした不安感が可視化された感じがして、数日ふわふわな状況が続きました。
ボーリング場→マンションのモデルルーム跡を使った納屋橋会場は「名和泡」が話題ですが、「境界」について考えさせられる幾つかの作品があり、それらが絡み合って全体で大きなストーリーを感じさせられました。
これの会場はいわゆるホワイトキューブではないこともあり、作品&展示されている場所と外(日常)との繋がりをより感じられ、自分事として作品を堪能できたのかもしれません。
メイン会場や長者町会場にも見応えのある作品は多いですが、時間がない時に廻るには展示作品が多すぎて、作品との向き合い方が疎かになりそうなので、「選択と集中」がオススメです。