海外からの支援要員の受入れと配分調整

○海外からの援助部隊の受入れについて、マスコミの一部には誤った情報に基づく記事が目立った。また、中央省庁の関係者の中にも、正しくない情報に基づく受入れの断りや遅延に対する批判も見られた。今回このような経緯で入国した団体は、ことごとく成果を上げられなかったばかりか、被災自治体に迷惑をかけている。これらを考えるとき、海外の応援部隊の受け入れに関する「国際赤十字・赤新月社連盟」や「国際連合人道問題局災害救済調整部」などの調整機能や救助隊の受け入れ調整の困難さを広報する組織も必要である。(河田恵昭「海外からの応援部隊の受入れの課題とあり方」『阪神・淡路大震災 震災対策国際総合検証事業 検証報告 第1巻《防災体制》』兵庫県・震災対策国際総合検証会議)

阪神・淡路大震災の教訓が四川大地震にいろんなところで活かされていないような。マスコミとか…。