目の見えない人に写真をどう説明するか

内原さんの「わたしのなきごえ、ひめい?」より。
http://d.hatena.ne.jp/uzi/20061121#p5

写真の定義をしようとしたとき、生まれつき目の見えない人にでも理解できるように説明することができるだろうか?難しいと思うけど、そうでなかったら本当の意味での定義にはならないと思う。

もし、普通の人が目の見えない状況で、写真に相当する発明がされるとしたら、それは「指で触ってなぞることのできる凹凸のあるレリーフ状の写真」ではないだろう。指でなぞったとしても見えていないので実際のカタチはわからない。
それは、ある場所、ある時間にいたときに感じられるであろう視覚以外の情報(例えば音だったり匂いだったり温度だったり湿度だったり肌触りだったり)をパッケージ化したモノではないだろうか。情報を受けとると、その空間を頭の中に再現できるような。そのときに気持ちを思い出すような。