新宮

左手に海を見ながら短いトンネルを幾つもの抜けて、お昼前に新宮着。観光地然としていないところがよい。白いペンキが風雨ではげた町の色。小雨模様。駅前の料理屋で海鮮の定食。刺身がプリプリして旨い。さんまのおすしも。車を借りて熊野速玉神社。鮮やかな朱色。平らな地形。ヤタガラス。次にそして神倉神社。急な石段。登りはじめから途中までがかなり急。後半がなだらかに。登っている途中、雨が降り出す。一番上まで登ったところで展望が開け市内を一望。強い雨が振り出しおそるおそる手を突きつつ石段を降りる。メガネが滑ってずり落ちてくる。最後の1段で尻餅ついた。養老天命反転地を思い出す。自分ではどうにもならない力を感じる。ホテルにチェックインして着替え。この頃にはもう晴れてきた。